1329．古城駅の奥の奥

東京駅で起きる謎の連続殺人事件を、

小学生の少年と、そのおじさんが謎解きする物語。


というようなあらすじ紹介を読んで、思わず手に取ってしまった1冊。

本の最初には東京駅の見取り図が付いているのも魅力的。

ちょうど迎賓館を観に行った頃に読んでいて、

チョコスクを撮りに行った時に、駅内を不審者よろしくうろついたのは言うまでもありません。

現在、東京駅は戦災前の姿に戻るべく改修工事中。

綺麗な姿になったらまた駅舎の写真を撮りに行かなくては！


以下、本の感想とか。

物語の鍵は伏せてますが、推理モノですからネタバレ注意で。

さて、本の感想です。





正直言いますと、人間の人間による人間のための？殺人事件と思っていたので、

そうではないのだ！という辺りがすんなり受け入れられませんでした。

「いない」と、自分の中に前提としてあるために感じてしまうものなのかもしれません。

でも、あまりにも現代を生き抜く方法が現実的過ぎて、

後から本当に世の中に存在しているんじゃぁ？と思ってしまったのも事実。

そうすると、最初に持った感触より、うんと話を理解できる気がします。


殺人事件の内容についても、その存在がなければ起こり得ないし、

密室のトリックも完成しないし、とにかく物語のカギです。


自分の場合、2つ目の事件の後あたりからその存在をうたがい、

話の大筋が見えてしまいました。

最後の方で名前に関して触れる個所があるのですが、

そう言われればそうだ！と思うことがありました。

勘の良い人であれば、もっと早い段階で気付かれるのではないでしょうか？


正統な？推理小説を期待していたので、すこし残念に思ってしまった。

あくまでまた別の世界の東京の話。

と、思えば楽しんで読むことが出来ます。

 

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この間も東京駅へ行ってきました。（この話は後日）

ちょっと前よりも工事の仮囲いの範囲が大きくなっているような、いないような。

丸ビルに登れば様子も分かるのですが、今回はパス。

改修工事終了はいつだか確認していませんが、完成したら観に行こう！

本当は、改修前の3Fも見てみたいのですが…


ステーションホテルの中も変ってしまうのでしょうか。行った事はないけれど。

工事のための閉館を間近に控えたステーションギャラリーのイメージで良いですか。

（階段の手すりと照明のイメージしか残っていない…）


そういえば、学生時代に丸の内南口・北口のホールの比較写真を撮りました。

人が沢山いる中、上を見上げて写真を撮り続けるのは首も、精神的にも痛かった。

工事が終わったらまた撮りたいが、どうしようか。

「学生です」と言える時は自分に対し、「恥ずかしいけど勉強だ」と言い訳がつくし、

他人に対しても問われれば「建築の勉強をしているんです」と言える事は、

どこか免罪符的な感覚があり、学生という立場がもたらす力は時に恥を上回ります。


今はその力はないですね…残念な事に。

ちょっと恥ずかしい時はマスクで素顔を隠して（一部だけど）頑張るしか。

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全く関係のない話ですが。

今、思い出した。



昨日2009年12月29日で本ブログ5周年！



記事を振り返ると、5年の間には色々な事がありました。


が。


全く社会人として、人間としての成長が見られない自分ってどうですか。

そろそろ…というより、もっと早く自分の将来見つめ直すくらいの事をしてなければならなかったか？

と最近よく感じます。ヒシヒシと。